本体に多機能タッチスクリーンを搭載したミニPC
MINISFORUMの【AtomMan X7 Ti】は、珍しく本体に多機能タッチスクリーンを搭載したミニPCです。このタッチスクリーンは、画面サイズが4インチで、時間・天気のほか、CPU・GPU・メモリー・ストレージの使用状況を表示したり、パフォーマンスを調整したり、個人用のテーマを切り替えたりすることができます。

AtomMan X7 Tiの特徴
タッチスクリーンが目立つAtomMan X7 Tiですが、高性能なミニPCとして多くの特徴があります。
Intel Core Ultra9 185H
Intel Core Ultra9 185Hは、16コア/22スレッド、24MBのL2キャッシュ、36MBのL3キャッシュを持ち、最大周波数5.1GHzとかなりの性能を持つCPUです。
OCuLink対応
OCuLinkポートは、最大64GBの転送速度を持ち、外付けでグラフィックボードを取り付けることで、グラフィック性能を大幅に引き上げることができます。ミニPCでOCuLinkに対応しているものの多くは、M.2 SSDのスロットにアダプタを取り付けるため、OCuLinkを使うとストレージの増設ができなくなるものも多いのですが、AtomMan X7 Tiは、最初からOCuLinkに対応しています。
豊富なインターフェイス
USB4ポートが前面と背面に1つずつあり、他にもUSB3.2 Gen2 Type-Aが2つ、USB3.2 Gen1 Type-Aが1つ、USB2.0が1つと豊富なインターフェイスがあり、拡張性が高いです。
最大4画面出力
最大で8Kの4画面出力に対応しています。
1080P HDカメラ搭載
1080PのHDカメラ(物理カバー付き)を搭載し、電源ボタンは指紋認証にも対応しているため、Windows Helloを顔認証、指紋認証の両方で利用することができます。
デュアルデジタルマイクロフォン搭載
マイクも2つ搭載しており、リモート会議などで活用できます。
AtomMan X7 Tiの仕様
CPU | Intel Core Ultra 9 processor 185H |
GPU | Intel Arc Graphics |
スクリーン | TFT-LCDモジュール(液晶) 解像度:480×480 サイズ:4インチ 長さと幅:71.86×70.18mm |
メモリ | DDR5-5600MHzデュアルチャネル (SODIMMスロット、合計最大96GB) |
ストレージ | M.2 2280 PCIe4.0 SSDスロット×1 M.2 2230 PCIe4.0 SSDスロット×1 SDカードスロット×1 |
ワイヤレス | M.2 2230 WIFI Support (Wi-Fi7 & Bluetooth5.4) |
ビデオ出力 | HDMI2.1(8K@60Hz/4K@120Hz)×1 DP2.0(8K@60Hz/4K@120Hz)×1 USB4(8K@60Hz/4K@120Hz)×2 |
イーサネット | 5G(10Gbps)LAN |
オーディオ出力 | HDMI、DP、3.5mmコンボジャック×1 |
電源 | DC19V(電源アダプター含み) |
OS | Windows11 |
本体サイズ | 145×145×48.6mm |
インターフェイス | RJ45 5G イーサネットポート×2 DP2.0×1 HDMI2.1×1 OCuLinkポート×1 USB4×2 USB3.2 Gen2 Type-A×2 USB3.2 Gen1 Type-A×1 USB2.0×1 DMIC×2 電源スイッチ×1 (Windows Hello / 指紋認証対応) 3.5mmコンボジャック×1 |
同梱物 | AtomMan X7 Ti ×1 スタンド×1 電源アダプター×1 電源ケーブル×1 HDMIケーブル×1 取扱説明書×1 |
おわりに
ここまで、MINISFORUMの【AtomMan X7 Ti】を見てきましたが、タッチスクリーン搭載のもの珍しいミニPCというものではなく、その性能面は非常に高く、拡張性にも優れています。
ミニPCは、価格帯のさまざまで、性能面も高スペックから低スペックまでさまざまありますので、ご自身のニーズと予算に合わせて探すと、良い製品に出会えると思います。
それでは、また