今回は、マインクラフト統合版バージョン1.16で稼働するゼロティックパルサー式の自動サトウキビ製造装置の作り方を紹介したいと思います。マインクラフトのサトウキビは、紙や砂糖の原料になり、紙は司書との交易の他、本や本棚のクラフトなど使い道の多いアイテムなのですが、成長が非常に遅いのがネックになっています。
今回作成する装置は、レッドストーンで繰り返し信号を発生させて吸着ピストンで砂を動かし、サトウキビに刺激を与えることで成長を促せるというマイクラの仕様(バグ?)を利用しています。この装置を作れば竹やサボテン、コンブなどにも応用が可能な便利な装置ですので、是非作成して、冒険・交易を有利に進められるようにしましょう。
完成図
完成図は上の写真のようになります。使用する材料は以下の通りです。完成図では、ラージチェストを4段にしていますが、チェストとホッパーはお好みで数を変更されても良いです。
レッドストーンリピーター | 1 | レッドストーントーチ | 4 |
レッドストーンパウダー | 3 | レバー | 1 |
粘着ピストン | 1 | ピストン | 1 |
水 | 1 | サトウキビ | 1 |
ホッパー | 1~ | チェスト | 1~ |
ガラス | 19 | 不透過ブロック | 15 |
作り方1 – レッドストーン回路
先ずは、粘着ピストンとピストンを繰り返し動かすためのレッドストーン回路を作ります。下の写真のようにブロックを置いて、その片面にレッドストーントーチを設置します。
次にレッドストーントーチの上にもう1つブロックを置き、そこにレバーを取り付けます。この回路は設置すると延々と反復して信号を出し続けますので、レバーを設置して信号の反復をON/OFFできるようにしておきます。
次に最初に置いたブロックの上にレッドストーンリピーターを下の写真の向きに置きます。レバーのあるブロックに背を向けた状態で設置すれば下の写真の向きになります。
最初に置いたブロックのレッドストーントーチと反対側にレッドストーンパウダーを置き、その上にブロックを置きます。これで信号が反復して出るようになります。信号の反復を確認できたら、作業が終わるまでレバーを下げてOFFにしておきます。
作り方2 – 粘着ピストン+砂による増殖装置
レッドストーン回路ができたら、次に粘着ピストンで砂を動かしてサトウキビに刺激を与えるための増殖装置を作ります。先ず、レッドストーン回路の後ろ側に回って下の写真のようにブロックを3つ横にに並べ、そのうちの2つのブロックの上にレッドストーンパウダーを設置します。
次にレッドストーンパウダーを置いていないブロックの上に粘着ピストンを設置します。レッドストーン信号がONの状態で止まっているためピストンが押し出された状態になります。下の写真のようにピストンが押し出された先の下にブロックを置いておきます。
次に粘着ピストンが押し出された先の下に置いたブロックの上に砂を置きます。
そのあと、下の写真のように上の写真で置いた砂と粘着ピストンの上にブロックを置き、粘着ピストンのピストン部分の上に砂を2段積み重ねます。
写真では分かりづらいかもしれませんが、この状態で回路を動かすと、粘着ピストンの先に置いた砂が粘着ピストンで動かされるのですが、ピストン部分の下にはブロックを置いていないため、砂が落ちそうになりながら動きます。この落ちそうな動きがピストンの上に置いた砂を少し動かし、サトウキビに刺激を与えて成長させてくれます。
作り方3 – ピストンによる刈り取り装置
増殖装置ができたら、次に成長したサトウキビを刈り取るための装置を作ります。刈り取り装置もレッドストーン回路の反復信号を利用して動かしますので、レッドストーン信号を上に伝えるための回路を作ります。先ずは粘着ピストンの横にレッドストーントーチを設置します。
次にレッドストーントーチの上にブロックを置き、更にそのブロックの上にレッドストーントーチを設置します。
更に上方向へレッドストーントーチ ⇒ ブロック ⇒ レッドストーントーチの順に設置すると、信号を上に伝えるための回路は完成です。
一番上のレッドストーントーチの横にピストンを設置します。信号が伝わっていればピストンは伸びた状態になります。これで砂の上でサトウキビが2段に成長したときにちょうどピストン部分で刈り取る高さになります。
作り方4 – サトウキビを植えるための水を設置
サトウキビを植えるためには、砂(または砂利)の横に水がある必要があるので、一番上にある砂の横に水を設置できるように、一番上の砂の横の部分にブロックで囲んだ穴を作ります。写真のようにブロックを設置します。
下の写真のようになれば砂の横に水を設置することが可能になります。
余計なブロックは取り除いておきましょう。
作り方5 – 水漏れ防止のガラス設置
後述する注意点の通り、この回路は壊れてしまうことがあります。サトウキビの場合、水を使用しているため回路が壊れると水が漏れて周囲に流れてしまいますので、水漏れによる被害を防止するために下の写真のようにガラスを設置します。
ガラス以外のブロックで水漏れを防いでも良いかと思いますが、ガラスは回路の動きが見えるのと、ガラス自体はレッドストーン信号を通さないため、回路に変な影響を与えないという利点があるので、ガラスを使用しています。
一番上の砂の後ろもブロックで防いでおきましょう。ここは特に見た目に関係が無いので普通のブロックを使っています。
下の写真の部分にもガラスを設置しておきましょう。これで回路が壊れた場合でも水が周囲に漏れ出すことはなくなると思います。
作り方6 – 回収機構の設置
写真の部分にチェストを設置します。
次に一番上の砂の前面部分にチェストに向かってホッパーを設置します。これで上のピストンで刈り取られたサトウキビがホッパーに吸い込まれてチェストに送られるようになります。
作り方7 – サトウキビの設置と飛び散り防止用のガラス設置
一番上の砂の横に作った穴に水を入れて、砂の上にサトウキビを植えます。
サトウキビを植えたら周囲をガラスで囲んで、ピストンに刈り取られたサトウキビが周囲に飛び散らないようにします。
ピストンよりも1つ高いところにガラスで蓋をしておきましょう。
水の上の部分もガラスで閉じてあげればサトウキビが飛び散らないようになります。
完成
これでレッドストーン回路を利用した自動サトウキビ製造装置の完成です。
お好みでチェストとホッパーを設置すれば、大量にサトウキビを貯めることができます。
注意点
この自動サトウキビ製造装置ですが、使用する上での注意点があります。1つはログアウトする或いは遠くに行く際はOFFにしておくことです。もう1つはワールドにログインした直後に動かすのは避けて、ログイン後に周囲のチャンクが読み込まれてからONにすることです。
砂を粘着ピストンで動かしながら不安定な状態にすることで、砂の上に植えたサトウキビに刺激を与えることで成長させているのですが、装置のあるチャンクが読み込まれていない状態にしてしまうと、次に読み込まれたときに砂が落ちてしまうようです。ONにした状態で少し離れて作業をしていても問題は無いので、ずっと装置のそばにいる必要はありませんが、遠くに行く場合はOFFにしておきましょう。また、つい忘れがちになりますが、ログアウトする際もOFFにしておきましょう。
動画も観てね
最後になりますが、作り方についてはYouTubeに動画をアップしていますので、そちらもご覧いただけると嬉しいです。また、YouTubeチャンネルへの登録や動画への高評価も是非よろしくお願いします。
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。