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VPSのWordPress構築検証:VirtualBox上のUbuntu Server 24.04でnginxを構築

nginxとUbuntu Serverを組み合わせたLinuxサーバー構成を表したシンプルなイラスト Ubuntu
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はじめに

このシリーズの記事は、
将来的にVPSを契約し、
WordPressの環境をセキュリティも考慮した形で構築することを目標としています。

WordPressを使うだけであれば、レンタルサーバーという選択肢もあります。

しかし、
WebサーバーやPHP、データベース、
そしてセキュリティ設定まで含めて、
構成を理解しながら環境を作りたいと考え、
今回は VPSでの構築 を前提に進めることにしました。

しかし、いきなり本番のVPS環境を構築するのではなく、
まずは手元の検証環境で、構築手順や流れを確認しておきます。

本記事では、
VirtualBox上のUbuntu Server 24.04 を使い、
VPS構築前の検証として
nginx / PHP / MariaDB / WordPress を段階的に構築していきます。

今回はその最初のステップとして、
Webサーバーであるnginxの構築を行います。

今回の構成とゴール

今回の環境は、VPS本番構築前に手順を確認するための検証用途として構築しています。前提となる環境は次のとおりです。

  • VirtualBox 上の仮想マシン
  • Ubuntu Server 24.04 LTS
  • ネットワーク、SSH、ufw などの初期セットアップは完了済み

このシリーズでは、nginx / PHP / MariaDB / WordPress を一度に構築するのではなく、役割ごとに分けて段階的に構築していきます。その理由は次のとおりです。

  • 各コンポーネントの役割を理解しやすい
  • トラブル発生時に切り分けしやすい
  • VPS本番環境でも同じ流れで構築できる

この記事でのゴールは、単に nginx が起動することではありません。VPSで外部公開することを前提に、次の状態まで確認します。

  • nginx が正常に起動している
  • ブラウザからアクセスできる
  • nginxで対応できる最低限のセキュリティ設定を行っている

nginxをインストールする

nginxをインストールする

Ubuntu Server 24.04では、公式リポジトリに含まれるnginxをそのまま利用します。検証環境では、まず標準構成で正しく動作することを確認することを優先します。

sudo apt update
sudo apt install nginx

nginxの起動状態を確認する

インストール後、nginxは自動的に起動します。サービスの状態を確認します。

systemctl status nginx

active (running) と表示されていれば、nginxは正常に起動しています。

ufwとnginxの通信を確認する

nginx用のufwプロファイルを確認する

ufwを有効にしている環境では、nginxをインストールしただけでは外部からアクセスできない場合があります。まず、nginx用のプロファイルを確認します。

sudo ufw app list

HTTP通信を許可する

現時点ではHTTPSを扱わないため、HTTP通信のみを許可します。

sudo ufw allow 'Nginx HTTP'
sudo ufw status

80/tcp が許可されていれば準備完了です。

ブラウザから動作確認する

nginxのデフォルトページを確認する

ブラウザから、Ubuntu ServerのIPアドレスにアクセスします。

http://<Ubuntu ServerのIPアドレス>

nginxのデフォルトページが表示されれば、Webサーバーとして正常に動作しています。

外部公開を意識した最低限の設定

nginxのバージョン情報を非表示にする

nginxを外部公開する場合、不要な情報を外部に出さないことが基本的な考え方です。nginxのバージョン情報を表示しない設定を行います。

sudo nano /etc/nginx/nginx.conf

http {} ブロック内に、次の1行を追加します。

server_tokens off;

設定後、構文チェックと再読み込みを行います。

sudo nginx -t
sudo systemctl reload nginx

検証段階では、デフォルトサイトをそのまま利用する

この検証段階では、/etc/nginx/sites-available/default で定義されているデフォルトサイトをそのまま利用します。設定を最小限に保つことで、問題が起きた場合の切り分けがしやすくなります。本番環境では仮想ホストを分けるなどの対応が必要になりますが、それは後続の記事で扱います。

nginx編で扱うセキュリティ対応の範囲

この記事では、VPSで外部公開することを前提とした最低限のセキュリティ対応に絞っています。

  • 不要な情報を外部に出さない
  • 外部からアクセスできる状態を確認する
  • 次の構築作業につなげられる状態にする

SSL設定やWordPress固有の対策については、環境や要件によって適切な方法が変わるため、この記事では扱いません。

まとめ

ここまでで、nginxのインストールと基本的な動作確認、そして外部公開を意識した最低限の設定が完了しました。次回は、WordPressを動かすために必要となる PHP環境の構築 を進めていきます。

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